そのゲームの主審(おそらく相手チームの少年団員の父親だろう)が、繰り返しスローインの違反を指摘し、しばらく両チームが代わる代わるスローインをし直すという場面があった。
「厳しく(違反を)とるねぇ」と隣でゲームを観ていたサッカー経験者でもあるDAIKI Papaも感心していたが、その徹底ぶりは、YUKIたちの脳裏にスローインのやり方というものを深く記憶させたに違いない。
今思えば、素晴らしいJudgmentだった。
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『平常心〜サッカーの審判という仕事〜』上川徹著(ランダムハウス講談社)
上川徹氏−
フジタ(現在の湘南ベルマーレ)で選手として活躍(1989年には天皇杯決勝の舞台にも立ったそうだ)した後、怪我に泣き審判の世界へ。
3級審判から始まり、2級、1級、国際主審、そしてスペシャルレフリーへと駆け上がり、二度のW杯主審を務める等サッカー審判界で頂点を極めた後、今年1月に惜しまれつつも現役を引退。
現在はトップレフェリーインストラクターとして後進の指導にあたっている。
この本は、上川氏の少年時代から、サッカー選手としての挫折、そしてサッカー審判としての成功が描かれた半生記に加え、彼の審判観も十分に記された読み応えのある一冊だ。
サッカー審判員のひよっこである私も、Mommyにダウンロードしてもらった大塚愛のベストアルバムを聞くのも忘れ、通勤時間に夢中でこの本を読んだ。
印象に残ったのは、Jリーグ開幕当初の所謂”Jバブル”時代の思いが書かれた一節。
”審判に対して、平気で文句を言い、故意に倒れるシュミレーションも目に余るものがあった・・・が、・・・そのような行為には非難の声は上がらず、それに対応できなかった審判が・・・批判を浴びていた。(中略)そんなシーンを見るたびに、自分の中の正義感がふつふつとわいてくるのを感じた”
”トップ選手が審判へ悪態をつく。呼ばれても審判のもとへ行かずにふて腐れるというでたらめな行動をしていたら、彼らを目指す子供たちも同じようなことをするようになるのは明白だ。それでは日本のサッカーはだめになってしまう。汚い行為がまかりとおるスポーツに未来はない。サッカーを守りたい。いいサッカーをさせたいという思いが、ますます強くなっていった。”
上川氏曰く、審判にとって精神的に不可欠なものは「やる気」「勇気」「根気」そして「平常心」だという。
これは、どんな職業にも当てはまること。
上川氏の持つ並々ならぬサッカー審判という職業への誇りとサッカーに対する愛情が、彼を世界的な成功へと導いたのだろう。
我々サッカー・ファンは、審判をもっともっとリスペクトしてもいい。
特に、トップリーグの笛を吹くことができるのは、技術だけでなく優れた人間性をも備えた、狭き門を潜り抜けてきた者だけなのだ。
サッカー・ファンの中には、贔屓のチームが敗れた原因を審判に被らせようと中傷する人もいれば、子供の試合の判定に喰ってかかる人もいるだろう。
しかし・・・だ。
例えば、オフサイドの判定一つとっても、常にベストポジションに近いところで凝視できる副審のほうが、異なる角度で観ている我々よりも正しい判断を下せるのは当たり前のことなのだ。
PAPAより
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以前、RYO(SHUN兄)の公式戦で副審を務めていた時の事…押したり、引いたりと結構ラフプレーの多い選手がいました。度重なる主審の警告を無視して、幾度と無くラフプレーを繰り返すその選手に、たまらず主審がイエローを出しました。コーチや父兄からは「何もイエローを出さなくても…」と非難の声を浴びましたが、私は適切なジャッジだと思いました。サッカーのみならずスポーツとは年齢や国境は無く、与えられたルールの中で競い合う、人間にだけ許された神聖なものだと思います。そのルールを司る審判は常に「平常心」であり続けなければなりませんよね。そういう点では、素晴らしい判断でした。ただ、主審は試合の流れをコントロールする役目も担っていますので、O平での主審のようにファールをファールとしてとらえる事は大変重要な事でしょうが、攻守が入替り立替りスローインをしているよりも、ファールをした選手に同じファールを繰り返さぬようその場でワンポイントアドバイスをしてあげるのも良いのかなって、あの試合で副審をしていた私は感じました。結構、何でファールなのかが解らない子が多かったので……
改めて、審判って難しいですよね。これからもお互いに勉強してがんばりましょう(^O^)/
確かに、最初のファールの際に主審から明確なアドバイスがあれば、その後ゲームが止まる瞬間は少なかったかもしれませんね。
年齢やレベルに合わせて、どこまで指導するのかということも審判の腕の見せどころなのでしょう。
私も、これからいろいろ経験していきたいと思います。
サッカーに関する大先輩(^^)のPOLI様、ご指導よろしくお願いしますm(__)m
まずは、GWまでに捻挫を治さねば^^;