2008年06月18日

pele

私は”彼”のプレーを見たことがない。
FOOTBALLの番組で往年の”彼”のプレーがリプレーされたことがあったかもしれないが、記憶にない。
1986年のMaradonaの神の手ゴールと5人抜きは見たが、”彼”お得意のバイシクルシュートにお目にかかることがなかった。

”FOOTBALLの神様”は、私にとって”FOOTBALLの神様”ではなかった。

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pele

『ペレ自伝』(伊達淳訳・白水社)

彼の自伝を読んだ。
もっと時間がかかると思っていたが、その素直な語り口にグイグイと引きこまれ、2週間もかからずに読み終えた。

FOOTBALLの才能に恵まれたことを除けば、誠実に生きてきた普通の人と何ら変わりはない。
FOOTBALL選手としての輝きと同等に、ビジネスの失敗、浮気の告白、ドラッグ問題で逮捕された息子への思いなどが描かれている。

それでも、彼を”FOOTBALLの神様”と感じさせてしまうのは、FOOTBALL選手をはじめFOOTBALLに関わる全ての人に対する愛情と、彼らを幸せにする方法を常に模索している姿勢が行間に読み取れるところかもしれない。

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彼の自伝を読んでいて、過去に読んだある小説を思い出した。

『キーパー』(マル・ピート著・評論社)
2004年に英国で新人作家に送られるブランフォード・ブック賞を受賞したこの作品。

ブラジルの熱帯雨林に生まれ育った貧しい少年-エル・ガトー-が、世界最高と言われるキーパーになるまでの話だ。
不器用なエル・ガトーが森林で出会った”キーパー”という霊から、FOOTBALLを学んでいく。
その”キーパー”とは、かつて優勝候補の呼び声が高かったブラジル代表チームの一員・・・しかも、W杯決勝の3日前に彼らの乗った飛行機がジャングルに堕ちたということがクライマックスでわかるのだ。


Peleもかつて、セレソンで控えのGKを務めたことがあるそうだ。
自伝に書かれているその生い立ちと、『キーパー』のファンタジーが妙にシンクロするのだ。


PAPAより
ニックネーム KAITO Mommy at 22:16| Comment(0) | PAPA−日記
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